おすすめの筆文字フォントを一挙紹介！

2021.10.10 デザインについて

和テイストのデザインに欠かせない「筆文字フォント」。筆特有の迫力やかすれなど、デジタルでは再現しづらい部分も多いのですが、世の中には素敵な筆文字フォントが沢山溢れています。弊社でもいくつかの筆文字フォントを用意しており、その中でよく使用されるのは「KSW昭和寄席文字」「KSO風来坊」「KSO仙人」「KSO滝」「KSO創書体」の5種類です。

HP掲載の書体サンプル（筆文字対応フォント）

書体サンプル：https://www.infac-planning.com/design/font.html

上で挙げたフォントは、一見するとどれも似たように見えますが、実は線の太さや文字の形などが少しずつ異なっています。どのようなTシャツを作りたいかによっておすすめできるフォントも変わりますので、今回は各フォントの特徴を詳しく解説していきます。よろしければ最後までお付き合いください。

Contents

1 フォント紹介
2 おすすめのデザイン案
3 まとめ

フォント紹介

F-53：KSW昭和寄席文字

KSW昭和寄席文字フォントによる「いろはにほへと」
昭和寄席文字は演芸や千社札などで使われてきた、日本の伝統的なフォントです。もともとはお客様を呼び寄せるための書体であったことから、文字を詰まり気味に配置し、隙間が最小限になるよう（＝空席がなるべく少なくなるよう）に作られています。太筆で可読性に優れているため、「見せるデザイン」よりも「読ませるデザイン」におすすめです。

F-54：KSO風来坊

KSO風来坊フォントによる「いろはにほへと」
風来坊とは「風に吹き寄せられて、どこからともなくやって来た者」を指す言葉。KSO風来坊はそのイメージを元に作製された書体で、従来の筆文字フォントでは見られないPOP調の字形が特徴となっています。筆文字フォントでよく見られるような力強さや華やかさではなく「可愛らしさ」を持った和モダンなフォントです。

F-55：KSO仙人

KSO仙人フォントによる「いろはにほへと」
筆文字特有の「かすれ」を再現するために一文字ずつこだわり抜いて作られたフォントです。メリハリの効いた筆使いで、「ここぞ」というポイントを強調させられます。他の筆文字フォントに比べると線が細く、柄が細かくなりやすいため、左胸や袖などワンポイントのデザインに使用する場合は注意した方が良いでしょう。

F-56：KSO滝

KSO滝フォントによる「いろはにほへと」
滝のように勢いのある、疾走感が特徴的なフォントです。バランスの取れた字形ですので長文でも間延びせず、まとまった仕上がりになります。筆文字フォントの中でも人気が高く、「書体おまかせ」の場合はこちらのKSO滝を採用することも少なくありません。部活動のチームTシャツ、運動会・体育祭のクラスTシャツ、飲食店のユニフォームなど多彩なシーンでご使用いただけます。