【オリジナルTシャツのデザイン例】オリジナルTシャツのデザインに「ハンドサイン」はいかが？

オリジナルTシャツの最初の難関であるデザイン考案。皆さんはどんなデザインをプリントしたいですか？『オリジナルTシャツは作りたいけど、デザインがなかなか思いつかない』という方も数多くいるのではないでしょうか。デザインを考える上で、モチーフ選びは重要なポイントです。文字だけでももちろんシンプルで素敵なTシャツが作れますが、せっかくならイラスト入りで、オリジナルTシャツにより豊かな表現を加えてみるのはいかがでしょう？そんな時オススメしたいのが「ハンドサイン」です。ハンドサインは、物によっては国により意味が異なる可能性がありますが、『外国語が話せなくてもジェスチャーだけで意味が通じる場合がある』というほど、世界共通のボディランゲージです。万国共通の「ハンドサイン」を用いて、オリジナルTシャツに何か意味を持たせてあげるのはどうですか？

今回は、Tシャツデザインにお悩み中の方に提案したい、「ハンドサイン」についてご紹介します！

ハンドサインとは

「ハンドサイン」とは、手の動きや五指の形による合図を意味する語で、軍隊やダイビングなど声を出せない場での意思疎通に用いられる他、日常的な場面でも文化的な習慣やスラングとして使われています。国によって異なる意味合いを持つハンドサインもあるため、文化圏の異なる人との会話で使用する際には注意が必要です。

「ジェスチャー」は一般的には手のみならず身振り手振り全てを活用して意思疎通を図るためのものになるため、さらに自由度が高く、より伝達力が上がることが考えられます。中でも「手」には両手合わせて10本の指があり、特に伝えられることの幅が広い体の一部のように思いますが、誰もが知るような一目見てどんな意味か判断できるものから、意味を知らないと使えないものまで、様々なハンドサインが存在するため、ある程度使う場面は考慮する必要があるかもしれません。

ハンドサインより一層細かい意味を伝えるための手段に「手話」がありますが、手話には五十音やアルファベットの1音1音全てを表す形があったり、名詞・動詞・形容詞などの単語を表す形があったりと、全ての言葉を会話として伝えるために、扱いがより高度になっています。用途的に聴覚障害者が使用することが多いため、知識のない人間にとっては難しい言語であると言えるでしょう。

一方で認識程度の簡単な知識があれば使用できる「ハンドサイン」は、相手との意思疎通を図るためのボディランゲージとしては優秀で、実際の身振りではなく、デザインを作る際の「イラスト」としても扱いやすい傾向にあります。絵文字にも多くのハンドサインが存在しており、それぞれのハンドサインは何かしらの意味合いを持っているため、テキストの補助的な役割も担ってくれています。そんな使い勝手の良い「ハンドサイン」を、オリジナルTシャツのデザインとして活用し、Tシャツデザインをより豊かなものにしてみるのはいかがでしょうか？

それでは、様々なハンドサインを、添えたいテキストと併せてご提案していきます。

オススメの「ハンドサイン」とそのデザイン案をご紹介！

ピースサイン

手をV字にして外に向ける形の「ピースサイン」。Victory（勝利）の頭文字であるアルファベットの「V」の形に見えることから、本来は勝利のアピールを行うサインで「Vサイン」と呼称されることもあります。じゃんけんでは「チョキ」を表したり、両手でポーズを決めて「ダブルピース」としたりと、何かと派生の多いポーズにはなりますが、手の甲側を相手に向ける「裏ピース」は、諸外国では侮蔑的な意味を表すこともあるようです。「平和」を意味する「ピースサイン」ですから、できれば肯定的な意味を持って活用したいですよね。形に残るオリジナルTシャツとして用いる場合は、できる限りの配慮を持ってデザイン作りをすることが推奨されます。

サムズアップ

親指を立てるハンドサインである「サムズアップ」は、日本では一般的に「グッドサイン」と呼ばれています。日本や英語圏では肯定的な意味として用いられていますが、中東や西アフリカ・南アメリカなどでは侮蔑の表現となるようです。一時期はSNSの「いいね！」ボタンはサムズアップが一般的なように感じていましたが、最近ではハートマークが主流になりつつありますね。親指を上ではなく下に向けてしまうと、全く意味が逆になり、侮蔑の意味を持ってしまうため、指の向きには大いに注意して使用するようにしましょう。

シェイクハンド

日本語訳で「握手」を意味する「シェイクハンド」。大抵の場合は利き手を握り合う形で交わされ、武器を持っていないこと、敵意がないことを表す意にもなっているため、ビジネスシーンでは特に、友好的な挨拶として使われているように思います。直接手を握ることで自分や相手の体温を感じることができますから、相手へ敬意を表すための挨拶としては有効だと言えるでしょう。友好の証である「握手」とハートマークを組み合わせてイラストを描いてみるのもいいかもしれませんね。

メロイックサイン

ヘヴィメタルにおける一般的なポーズとして用いられる「メロイックサイン」。元々はコルナと呼ばれ、地中海諸国では侮蔑的な意味合いを持っているようです。このジェスチャーの起源は古代ギリシャまで遡るとされていますが、近年では「ロック」な雰囲気を表すためのポーズとして用いられることが多いように思います。余談ですが、このポーズの状態で親指を立てる場合はアメリカ手話の「アイラブユー」を表す意となったり、親指と小指のみを立てる場合はハワイなどで挨拶として使われる「シャカサイン」となったり、似たようなポーズに異なる意味が存在します。指5本のみで様々な意味を表すため仕方のないことではありますが、ポーズにより大きく意味が変わってしまう場合があるので、意味を混同しないように用いらなければなりませんね。

流行りのポーズ・きゅんです♡

オリジナルTシャツにも写真などを撮る際の流行りポーズを取り入れてみるのはいかがでしょうか？表しやすいポーズとして、今回は「きゅんです」ポーズを採用してみましたが、おそらくもう古いですよね…若者のブームは短いので難しいです…。SNSから急速的に流行したポーズですが、こじんまりとしたポーズと可愛らしいフレーズがマッチしていて、言い得て妙と言いますか、かなり汎用性の高いポーズだなぁと個人的には感じています。ハートを表すポーズは数多く存在しますが、肯定的な意味合いになるので、使われて嫌な気はしませんよね。せっかくオリジナルTシャツを作るのですから、みんながいい気持ちになるようなデザインを心掛けるのも大切だと思いますよ。

まとめ

今回は、Tシャツデザインとしてオススメしたい「ハンドサイン」についてご紹介しました。「ハンドサイン」は日本のみならず、世界でも意味を持って使うことのできる言語となっているため、オリジナルのTシャツに何かしらの意味を持たせたい場合には、もってこいのモチーフではないでしょうか。あなたはどんなデザインのTシャツを作り、どんなメッセージを入れたいでしょうか？入れたいメッセージの他に「ハンドサイン」を添えて、より一層価値のあるオリジンルTシャツを作ってみてはいかがですか？

最後までお読みいただき、ありがとうございました！

Written by 岩田