オリジナルTシャツを制作する際、最も重要な指標の一つが「オンス(oz)」です。
服を選ぶ際に何となく聞き齧ったことがある方もいると思いますが、そこまで詳しくは知らない方や、そもそもオンスとは何ぞや?という方も多いはず。本記事では、オリジナルTシャツ制作や普段のTシャツ選びにも役に立つ、「オンス(oz)」の知識を徹底解説します。
Contents
そもそも「オンス(oz)」とは何か?
オンスは本来、重量の単位ですが、Tシャツ業界では「生地の厚さ」を示す指標として使われています。
正確には「1平方ヤードあたりの重さ」を指し、数値が大きければ大きいほど、使われている綿の量が多く、生地が厚く丈夫になります。
【一般的な目安】
- 3〜4オンス:かなり薄手。インナーや真夏のイベント用。
- 5〜6オンス:標準的。1枚で着ても安心感がある定番の厚み。
- 7オンス以上:厚手。最高級クラスのタフな質感。
オンスは本来重さの単位であるとお伝えしましたが、当然重い方が生地に重厚感があり、分厚く感じるという仕組みです。生地が厚いほどしっかりした感じがあるため、一般的には高品質であるとされていますが、着心地や使用感を加味すると、ただ単に生地が分厚ければ分厚いほど良いという単純な話ではありません。それぞれの生地の厚さには特性があり、用途・好みに応じて選び方が変わってきます。
それでは、一度生地の厚さに応じた選び方について考えてみましょう。
【目的別】オリジナルTシャツ向け「3大オンス区分」

オリジナルのTシャツ選びでは、用途に合わせて以下の3つのカテゴリーから選ぶのが失敗しないコツです。
① 4.0〜4.7オンス:プロモーション・バラマキ用
イベントのスタッフTシャツや、低予算での大量配布に向いています。
- メリット: 単価が安く、通気性が抜群。軽いため配布時の持ち運びが楽。
- 注意点: 白地は透けやすく、洗濯を繰り返すと型崩れしやすい。
■インファクトリーの4.0〜4.7オンスの商品
残念ながら、現在インファクトリーでは、4.0〜4.7オンスの低コスト向けの綿製品は取り扱いがありませが、生地の軽さや通気性の良さを重視したいあなたには、定番商品よりもやや薄手の綿製品や、薄手のドライ製品がおすすめです。
現在インファクトリーの綿素材のTシャツの中で最も薄手の商品です。
軽い着心地で首回りはスタイリッシュに、シルエットも美しい仕様になっています。
ドライTシャツの定番商品です。カラー数が豊富で通気性のいい商品のため、夏場のイベントなどにはピッタリです。
② 5.0〜5.6オンス:物販・ユニフォーム・定番用
オリジナルTシャツで最も選ばれる「黄金比」の厚みです。迷ったらこの範囲を選びましょう。
- メリット: 適度な厚みで安っぽさがなく、カラーバリエーションが豊富。
- 活用例: 飲食店などの制服、バンド物販、サークル活動。
■インファクトリーの5.0〜5.6オンスの商品
インファクトリーでも、5.0〜5.6オンス(特に5.6オンス)は定番品としてよく選ばれています。カラー数やサイズ展開も非常に多いため、選びやすさも随一の人気商品です。
インファクトリーの絶対定番Tシャツ。価格も抑えめで使いやすく、生地感もしっかりしているのが嬉しいポイントです。
インファクトリーのもう一つの定番Tシャツ。カラー数・サイズ展開も文句なしで、首元のリブの丈夫さも好んで選ばれる理由の一つ。
③ 6.0〜7.1オンス以上:ブランド展開・こだわりの1枚
アパレルブランドの立ち上げや、プレミアムな記念品に最適です。
- メリット: 「透けにくい」という圧倒的な安心感。洗濯に強く、高級感がある。
- 注意点: ボディ単価が高くなるため、販売価格の設定に注意が必要。
■インファクトリーの6.0〜7.1オンス以上の商品
比較的厚手とされる6.0オンス以上の商品は、重厚感のある仕上がりを実現してくれます。厚さがある分価格もやや高めですが、品質重視のTシャツ選びにいかがでしょうか。
メーカーおすすめの、糸・縫製・工程にこだわったプレミアムなTシャツ。耐久性の求められるユニフォームやアパレル等の品質重視の案件に好まれる商品の一つです。
生地の厚さと価格の手頃さを兼ね備えた万能Tシャツ。Printstar史上最もヘビーウェイトな仕上がりで、しっかりした着心地を実現してくれます。
【9.1オンス】マグナムウェイトビッグシルエットTシャツ 4411
インファクトリーで最も厚手の最上級グレードTシャツ。ゆったりした幅広なビッグシルエットで、1枚で様になる商品。生地が相当分厚いため、ずっしりした重厚感のあるTシャツです。
プリント方法とオンスの相性
デザインの加工方法によっても、適したオンスは異なります。
| プリント方法 | 推奨オンス | 理由 |
|---|---|---|
| シルクスクリーン | 全オンスOK | 万能ですが、薄手生地に巨大なプリントは生地が垂れる可能性があります。 また、作業台に貼り付ける形でTシャツを設置するため、接着の悪い生地は注意が必要です。 |
| インクジェット | 5.0〜6.5オンス程度 | 生地にインクを染み込ませるため、ある程度の厚みがある方が発色が安定します。 ただし厚すぎる生地にはインクの染み込みが甘くなる可能性もあるため、一般的な厚みが推奨です。 |
| 転写 | 5.6オンス以上 | 専用の転写シートを熱圧着するため、薄い生地だとプリントの重みで生地がヨレやすくなります。 シートの重さに耐えうる、ある程度の厚みのある商品が推奨です。 |
いずれの方法も、商品の品質に対してプリント加工面が広いと、仕上がりの良い商品を作ることが難しいため、薄手の生地の場合はあまり大きいプリントは推奨していません。そのため、インファクトリーでも、プリント加工に向いている、5.6オンス以上の商品をメインに取り揃えています。
ターゲット・用途別のオンス指標
| ターゲット・シーン | 推奨オンス | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| 真夏の屋外フェス | 4.0〜4.4 oz | 参加者の快適さを考え、涼しさと速乾性を優先。 |
| 学校のクラスTシャツ | 5.6 oz | 男女混合でも「透け」を気にせず安心して着られる。 |
| アパレルブランド販売 | 6.2〜7.4 oz | 「長く愛用できる」ことがブランドの信頼に繋がる。 |
| 冬場のワークウェア | 7.0 oz以上 | ハードな現場環境に耐えうる頑丈さと防寒性。 |
夏場の炎天下で7.0オンス以上の厚手のTシャツを着用すると、汗を吸ってじっとり生地が重く、通気性も良くないのでより暑さを際立たせてしまいます。ですから、やはり着用シーンに合わせたTシャツ選びが重要であるということですね。
このように、使用するシーンによっても選ぶべきオンスは多岐にわたります。オリジナルのTシャツ選びとしてはもちろんのこと、普段のTシャツ選びでも是非活用してみてください。
さらに追加で注意したいチェックポイント
「白」は1ランク上の厚みを検討する
同じ品番でも、白ボディは他の色に比べて透けが目立ちます。白をメインで作るなら、想定より0.5〜1.0オンス上げるのがプロの選び方です。どれだけ生地が分厚くても、完全に透けないとは言い切れないほどインナーが透けやすいのが白生地です。白を好んで選択される場合は、白生地は多少インナーが透けるものであるということを踏まえた上で、普段より厚手の商品を選択していただくのがお勧めです。
ポリエステル混(ドライ生地)の感覚
スポーツ用のドライTシャツは、同じオンスの綿100%よりも薄く感じることがあります。編み目が綿素材に比べてメッシュ地で粗く、少し隙間があるように感じるためかと思います。通気性を良くするためには最適な商品ですが、透け感が気になる場合は、ドライ素材としては少し厚手で肌触りや縫製にこだわった、ドライシルキータッチTシャツ 5088などの商品をご選択ください。
まとめ
オリジナルTシャツの満足度は、デザインだけでなく「手にした時の厚みの納得感」で決まります。用途、ターゲット、そしてプリント手法との相性を考えて、最適なオンスを選びましょう。
【オンス選びの要点のおさらい】
- 標準的な「5.6オンス」を基準に考える。
- 予算重視・涼しさ重視なら「4オンス系」へ下げる。
- 高級感・耐久性・刺繍重視なら「6オンス以上」へ上げる。
お気に入りのオンスのTシャツで、あなた好みのオリジナルTシャツを作ってみてはいかがでしょうか?










